2017年8月25日のロヒンギャ虐殺から6年。300人余りのロヒンギャ・コミュニティのある群馬県館林市で写真展が開かれました。IAFAでは、アートを通じたロヒンギャ支援について、カナダ、アメリカ、イギリスの状況を紹介しました。
長引く難民キャンプ生活を強いられている60万人の方、世界中でディアスポラ状態となっている100万人の方にとって、ロヒンギャとしてのアイデンティティを感じることが難しくなっているという指摘もされています。そのような状況の中で、ロヒンギャの文化、芸術、伝統工芸、生活様式などを保存し、継承していこうという動きは大事だと思います。 ぜひ多くの方に、こうしたロヒンギャの姿を知っていただき、応援して頂けれたらと思います。 食も一つの文化です。館林には、IAFAでも公演してくださった在日ビルマロヒンギャ協会のアウンティンさんが経営する、美味しいロヒンギャ料理のレストランもあります。ぜひお出かけください! https://tabelog.com/gunma/A1002/A100204/10023179/dtlrvwlst/
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3月4日(土)に、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーにあるCIC(Cambridge Inovation Center)にて、「ソンダー」に関するサイエンスカフェを実施しました。これは、2020年に学術系クラウドファンディング、アカデミストを通して寄付をしてくださった方々へのリターンとして開催されました。5名がゲストとして招待され、4名のIAFAメンバーが参加しました。
「ソンダー」とは、「自分とは異なる他者にも、その人が主人公の人生がある事を知る」ことです。今回は、前半はアンケートなどに基づくソンダー研究発表、後半は「ソンダー」の実践を行いました。 アンケートでは、ペットの有無と孤独を感じる頻度は関係が薄い、孤独を感じる人ほど他人の行動が気になる、といったことが明らかになりました。 ソンダーに気づいた時のトップ3は以下のようでした。 1.他者が自分とは違う考え方をもっていることに気づいた時 2.自分ではない他者の立場で物事を考えるきっかけ(学習、経験)を通して 3.まわりの人に優しくしようと思った時 後半の、みんなで「ソンダー」をしてみようという企画では、プーチン氏、トランプ氏、LGBTQを認めない人などを対象にしてはどうかという提案がされました。そして、LGBTQを認めない人についてソンダーしてみることにしました。 慣れていない、LGBTQ当事者と出会ったことがない、制度があったとしても認識はなかなか変えられない、教育に課題があるなど、様々な意見が交わされました。そして、思考停止に陥らず、こうした議論を続けていくこと、分からないときは聴くことの重要さが再確認されました。 サイエンスカフェの後は、近くのお店で懇親会。充実した一日となりました。 IAFAのメンバーで、日本在住のパキスタンからの避難民キランさん宅へ遊びにいってきました。キランさんは、2人の小学生のお母さんです。群馬県で難民支援活動を行っているロヒンギャのアウンティンさんのレストランを訪れた際に知り合いました。日本語を勉強したいというキランさんの要望で、IAFAのメンバーとweb日本語教室を行ってきました。そのことへのお礼も兼ねて、とのことでご招待いただきました。
当日は手作りの郷土料理をたくさん準備して出迎えてくださり、近所の知人ご家族も合流し大賑わいの食事会となりました。ラム肉のカレーにチキンのビリヤニ(ドライカレー風ピラフ)、チャプリカバ(豆や香草と牛肉の薄いハンバーグ風)はいずれも香りのよいスパイスが食欲を引き立てていてとてもおいしかったです。デザートのガジュレラ(人参・お米のココナッツミルク和え)も日本では珍しい組み合わせでしたが、とても食べやすくクリーミーでおいしかったです。 2人の小学生の子供たちも好きなゲームや日本の小説、学校での授業事などたくさん話しかけてくれました。ヘナタトゥーという植物色素のボディーアート一緒にしたり、お気に入りの民族衣装を紹介してくれたりなどにぎやかでとても楽しい時間を過ごしました。 帰り際、アウンティンさんのレストランを訪問し、館林市市議の柴田さんと一緒に難民支援の現状・近況について情報交流をしてきました。本場のチャイとご当地のデザートをこちらでも頂き、いろいろな料理を沢山食べた一日でした。 本場ロヒンギャ料理はレストランALH(エーエルエイチ:群馬県 館林市近藤町556-3)でも食べることができ、併設の食料品店で現地の食材も購入可能なのでご興味ある方是非訪れてみて下さい! 先般から、IAFAでパキスタンの洪水被害支援で寄付を募ったところ、合計63,000円の寄付がありました!ありがとうございました。
こちらに、定期寄付の5,000円とIAFAからの寄付を合わせて、700USD(約100,000円)をIAFAフェローのアディールを通してパキスタンの洪水被害者にお送りすることになりました。 こんなところにもソンダーが息づいているような気がします。 ご協力いただいた皆様に、心から感謝いたします!! パキスタンでは大洪水がおこり、人々はその日の食べ物や飲み物に困っている状況です。当方の関わっている一般社団法人Inclusive Action For All(IAFA)のフェローで、パキスタンに住むアディールAdeelからもSOSが入っています。
アディールは幼いころポリオになったのですが、カラチ大学でITを学び、ダスキンのアジアの障がい者リーダー研修で1年半くらい日本にきていました。パキスタンに帰ってからは、障がいのある人の経済的自立を促進するIT企業を立ち上げています。この度の洪水でアディールは無事とのことですが、同僚や友達などで被災された方が多数いるとのことです。 そこで、IAFAではパキスタン洪水被害者支援の為の募金活動を始めています。募金はアディールを通して、主に障がいのある被災者に届けてもらいます。もしよろしければ、皆様のお志をよろしくお願いいたします。 寄付の振込先: みずほ銀行 広尾支店(057) 普通 口座番号:3027264 宛先:IAFA 7/17に群馬県館林市にあるハラルレストラン(店名:AHL エーエルエイチ)&食料品店のオープンのお祝いに行ってきました。IAFAの活動の一つである難民について考える会(web講演)にも登壇者として参加してくださった、在日ロヒンギャ民であるアウンティンさんが運営するお店です。
当日は館林市議会議員の柴田さんや、共同通信社記者の岩崎さんも来てくださり、難民の現状や今後の支援について、お料理を頂きながら情報交流をしてきました。お料理はチキンのビリヤニ(ドライカレー風炊き込みご飯)、白身魚の煮込み、チャイなどを頂きました。ビリヤニは香辛料のパンチの中にも、バターの風味がありピラフにも近い感じでおいしかったです。魚の煮込みは一見辛そうにみえましたが意外にもマイルドで、プリプリで油の乗ったブリ風のお魚も柔らかく、ハーブの爽やかな香りとマッチして食べやすかったです。いずれも現地から輸入した食材を使用されており、本格的な地元の味を楽しむことができます。 併設の食料品売り場でも、それらの食材を購入することができます。肉類もハラル用に処理・認定されたものを仕入れており、ムスリムの方も一緒に食べられるお肉を購入できる貴重なお店です。輸入品ですが非常にお手頃な価格で販売されており、私たちも地元のフルーツ、インゲン風の巨大な野菜、ドリアン味ラスク等々地元のスーパーでは目にしない珍しい食材を購入し、後で食べるのがとても楽しみです。 アウンティンさんはこのお店を現地から来日し悩みや寂しさを抱える人々、地域の方々とのコミュニティの場にしたいと考えています。ご本人もご家族も日本語が堪能ですので、商品について尋ねるととても丁寧に教えてくださいます。 もしお近くにいらした際は、ALHに足を運んでみてください! 3回にわたって開催しました「難民を語る。」シリーズは、のべ100人近くの皆様にご参加いただき、大きな学びとなりました。ゲストスピーカーの皆様方にはあらためて感謝いたします。
難民が安心して暮らせる社会、難民を生むことのない世界が、一日も早く来ることを願っています。 6月4日(土)20:30-22:00 ロヒンギャ編 6月26日(日)10:00~11:30 ウクライナ難民を受け入れるモルドバ編 7月3日(日) 20:00~21:30 シリア編 「難民を語る。ロヒンギャ編」では、ゲストスピーカーの皆様から貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました!小峯茂嗣さん(NPO法人インターバンド代表、桃山学院大学国際センター講師)、ロヒンギャ2世の長谷川留理華さん(翻訳家、無国籍ネットワーク)、ミョー チョー チョー:仮放免者の会PRAリーダー)に感謝いたします。
講演後のブレークアウトセッションでは、ロヒンギャ問題に詳しい方、コックスバザールでホストコミュニティの支援をされていた方なども参加者として加わり、約30人が5つのグループに分かれ、それぞれで貴重な話し合いがされました。 難民について知ること、特に隣人や友人として知る事は本当に大事ですね!もっともっと多くの方に知る機会を提供できるように、今後も務めていきたいと思います。改めでご関係の皆様に心から感謝いたします。 |
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